てーけつあつ:続編?―ある朝の1コマ ルル視点―
ルル―シュは布団の中で目を覚ました。
………
………
……………な、何故ライが俺の布団の中に!?!?
「おはよう、兄さん。早くしないと遅れるよ?」
「……ああ…。」
ルル―シュはどぎまぎしながらとりあえず布団から出た。若干顔は赤い。それを見たライはクスリと微笑んで、
「…寝ぼけた兄さんが僕をひっぱりこんだんだよ。」
「………なんだとっ!!?///////////」
ライはいたずらっ子の笑みで、
「……それから、あんなことやこんなことをしてきたよねぇ☆」
ルル―シュに爆弾投下。
「……!?(俺は、俺は何をしたんだーーーーーーーーー!!!!!)」
「兄さん?早くしないとほんとに遅刻するよ?先に行って待ってるからね。」
何事も無かったかのようにライはルル―シュの部屋から立ち去った。
(少しくらい意趣返ししてもいいよね?兄さんww)
しばらく内心葛藤していたルル―シュだったが、時計を見て焦りだした。
ただいまの時刻AM7:50。学校までどう急いでも自転車で30分はかかる。
…本格的にヤバい。オレンジ先生が来てしまうっっ!!つーか、遅刻か!?
朝ご飯をどうするのかって?そんなの食べている時間あるか!!遅刻がかかっているんだ。遅刻が!!!皆勤賞がかかってるんだ!!ライが作ったご飯がもったいない?………………………食べたい、俺だって食べたいわ!!時間さえあるならな(泣)!!なんてったって俺の愛すべき弟が俺のために丹精こめて作ったんだぞ!!?それを残すわけあるかぁぁぁ!!!馬鹿がぁぁぁ!!全力で食べきるさ!……時間さえあるならな!!!!何!?今日のご飯は、真っ白なご飯と味噌汁と卵焼きと鮭の切り身だと?!?!卵焼きだと!?!?なんてことだ…ライの作る卵焼きは絶品なんだぞ、世界一なんだぞ!!?あの絶妙な甘さ、塩加減、何人たりとも真似できるものではないわっっ!!!!!!そんなお前の作ってくれた卵焼きを食べのがすとは…、兄失格だな…。すまないライィィィィィっっ!!!!!!!!!!…くっ。俺がもっと早く起きれればこんなことには!!!なんという失態!!だから朝なんて嫌いなんだぁぁぁぁぁっ(叫)朝の馬鹿やr
「………兄さん?まだ準備できないの?早くしないとほんとにマズイって!!!」
ルルーシュの思考を遮るかのように、玄関の方からライの多少焦った声が聞こえた。既に着替えは済ませてある。
「!!あぁ、すまない。今行くよ。」
ただいまの時刻AM7:58。
……DEAD OR ALIVE ?
****************
自転車が坂を駆け上る。
ライとルル―シュは二人乗りをしていた。当然漕ぐのはライだ。
「ライ!!なんでもっと早く起こしてくれなかったんだ!!!!」
「起こしたけど、兄さんが起きなかったんじゃないか!!」
「……うっ。」
「もう、遅刻するって!フルスピード出すから落ちないでよ!!」
「えっ。あ、ちょ、ちょっと待て…心の準備がだn
ライは坂を登り切り下り坂になった瞬間猛スピードでペダルをこぎだした。
ああああああぁぁあぁああああぁぁぁぁぁーーーーーーー……!!!!!!」
朝のさわやかな日差しの中ルル―シュの悲鳴がこだました。
end
ゆゆさんから頂きました^v^
茶会ネタで書かせていただいた「てーけつあつ(茶会ログに収納)」の続きを書いていただきましたvvv
弟大好きすぎるお兄ちゃんがたまりませんっ!
ゆゆさんすばらしい小説ありがとうございましたーっ!!!
2010/02/28